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 リサイクル推進制度 リサイクル推進制度手順  環境改善表彰制度のご案内

 
 
6月は環境月間。当商工会議所では、環境月間記念事業として環境シンポジウム(日刊工業新聞社協賛)を平成23年6月24日(金)に開催しました。 

 

地球環境問題は、世界共通の課題となり、各地で様々な取り組みが行われています。
わが国では、3月11日に発生した東日本大震災という未曾有の災害に見舞われた結果、都市機能やインフラが壊滅的な被害を受け、企業活動においても計画停電や節電の要請など間接的な影響が発生し、今後の経済活動にとって大きな懸念材料となっています。

 このような厳しい状況下において、経営者の方々と、従業員の方々が一丸となり、「地球に、環境に優しい企業」を目指した取り組みが企業の社会的責任として、より一層、求められています。
 
 このシンポジウムは、こうした環境問題をどのようにとらえ、どう対応するべきかについて考えていくため開催されました。 

 シンポジウムでは、株式会社エイワット 代表取締役 柴田氏より「スマートコミュニティの視点での新たなビジネス展開〜新エネ、省エネを融合させたシステムが、新たな街づくり、東北大震災の復興に役立つ〜」をテーマに講演が行われました。 

 さらに、環境保全・向上など環境対策に効果的な改善策を実施され、功績顕著な事業所に対しての環境改善表彰式が行われ、株式会社アート(寝屋川市太間東町)に環境改善優秀賞が、株式会社伸和製作所(枚方市津田山手)に環境改善特別賞が、有限会社フリーマーケット123(寝屋川市小路南町)に環境改善奨励賞がそれぞれ贈られました。 

 

 

環 境 改 善 表 彰

当所では、リサイクル推進事業として環境問題に取り組むとともに、会員事業所を含めた経済界並びに地域社会に対し、広く啓発・普及活動を行っています。

 より良い環境をつくり、それを維持していくことに企業は、大きな係わりを持っています。そうした中で、環境改善に前向きに取り組み、顕著な成果をおさめている企業が多くあります。本年度もこの事業の一環として、環境対策に係わる身近な実践活動を促していくことを目的に「環境改善表彰制度」を設置し、環境対策に効果的な改善策を実施されている当所会員事業所からの申請を受けました。

 審査結果と表彰理由については次のとおりです。

 

 

環境改善優秀賞


 
株式会社アート

 当該事業所は、主として段ボールへの印刷用の製版を行っておられますが、これまで様々な技術開発にも取り組んでこられました。その中で、社長が2004年にドイツで開催された国際総合印刷機材展(DRUPA)を視察された際、海外での環境問題への取組について認識され、日本においても環境に配慮した印刷を行うべきだということを確信されました。

 製版では、樹脂板に光を当てて硬化させ、残った部分を溶剤で洗い流す方法が多く用いられていますが、ドイツで見られたダイレクト製版技術は、樹脂板にレーザー光線をあてて削り取るという方法であり、この技術の優れた特徴に注目されて設備を導入されました。これにより、溶剤を使用することがなくなり、製版工程における環境負荷を削減することができました。また、この製版技術は、非常に細かい精度で樹脂板に彫刻することができ非常に高画質の印刷が可能なうえ、水性インキを用いた印刷技術であるフレキソ印刷用の版を作ることができます。

 通常、段ボールに高画質の画像を付ける場合には、多色刷りのオフセット印刷などでロール紙などに多量に印刷し、これを切断して段ボールに貼り付ける合紙という手法を使います。このため、大きなロットでの印刷や合紙を行っていますが、使用しないで廃棄する段ボール容器を多く作ってしまうといった問題や、リサイクルの際に油性インキを分離することが容易ではないという問題がありました。また、オフセット印刷やグラビア印刷で用いる油性インキでは、印刷時に有機溶剤を用いるため、場合によっては環境に大きな負荷がかかるという問題もあります。

 フレキソ印刷では、上記の問題点を解決することが可能ですが、段ボールにフレキソ印刷で多色刷りをする印刷機は日本では製造しておらず、非常に高価であるという状況に直面されました。そこで、機械メーカーとともに共同開発を行い、数年間の技術開発期間を経て、海外製に比べて安価な段ボール用フレキソ印刷機を完成されました。これにより、段ボールに小ロットで無駄のない高画質の印刷が可能となり、有機溶剤を使用していないということで、より高い安全性が望まれる食品輸送用容器や高付加価値をつけた農作物の容器などに使用が広まっています。

 このように、段ボールへのフレキソ印刷を行う技術を完成させることにより、欧米より遅れている日本の印刷業における環境負荷削減に大きく寄与したいと考えておられます。当該事業所のいち早い環境負荷削減への着目、新技術の導入等々の技術開発の姿勢は、印刷業界のみならず、多くの企業の手本となるものであり、環境改善優秀賞に該当すると認められます。

 

環境改善特別賞


株式会社伸和製作所

 当該事業所は創業後25年、専門工場から持ち込まれる鉄系鋳物に対して、穴あけ、ねじ立て、フライス削りなどの切削加工を施して、印刷機械部品、船舶用ディーゼルエンジンの部品など種々な機械部品を加工しています。2008年、当該事業所が建設した第2工場には、これらの加工作業を1台の機械で行えるマシンニングセンター3台が据え付けられ、既存の第1工場よりも地球環境保護を強く意識した付属装置も設置されています。

 この付属装置は水溶性切削液のクーラントシステムと呼ばれていて、その中に組み込まれたろ過装置などによって切粉などの固形物が高度に除去されるとともに、徹底した含有有機物の分解防止でクリーンな切削液が長期間保持されて、その使用年数が以前の半年から2〜3年に延長可能となり、著しい廃液の削減に成功されています。このような成果を成し遂げた理由には、現在使用の切削液に、微生物の含有有機物分解活動に欠かせない「リン化合物」が含まれていないこと、すなわち微生物増殖用培地になっていないことも挙げられます。リンを含まない水溶性切削液の使用は、非常に簡便で効果的な廃液削減手段であると評価されます。

 当該事業所は省エネルギーへの取り組みも活発で、全工場の既存の波型屋根に断熱性能の高いグラスウールを敷き、その上に同じ波型屋根を重ねる工事がなされています。夏の酷暑時の室内温度を4℃程度下げたり、冬には室内で働きやすい室内温度保持に役立つことが確実視されています。そのほか、全工場にわたって、機械加工で発生するオイルミスト捕集装置が概ね加工機械1台に対して1台が設置され、クリーンな作業環境の保持が図られています。

 以上総括すると、当該事業所は立地する津田サイエンスヒルに相応しい、先端技術を積極的に取り入れた研究開発型の機械加工工場と評価されます。今後は、さらに地球環境保護を重要視する工場経営を期待いたします。

 

環境改善奨励賞


フリーマーケット123

 当該事業所は、主として特殊な用途に用いるトラックなどの車両を解体整備して、中古車として販売しておられます。事業を進めておられる中で、環境を意識することの重要性を認識され、この表彰事業に応募されました。

 委員会として審議いたしました結果、中古車のリサイクル事業が環境保全上有効な手段であることをお客様にもっと積極的にアピールして行っていただきたいというということになりした。そして、今後の環境への取組がもっと強化され、今後、同業他社の模範となることを期待いたしまして、奨励賞として表彰することが適切であると判断いたしました。

 これから、環境への取組につきましての実績を積んでいただき、また、本事業に応募していただけますことを期待しております。

 


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